2008年8月9日土曜日

俺にとっての草刈りは・・・

アンナ・カレーニナ/トルストイ(新潮文庫)



を読んでいる途中。
ジムで泳いだ後にちょっとずつ読んでいる。
3ヶ月後ぐらいに読み終わっていれば上等。それくらいのペースだ。

いまやっと中巻までいった。

だんだん物語が面白くなってきた。
中でもリョーヴィンの草刈りの描写が良かった。



リョーヴィンは草刈りをつづけるにしたがって、ますますこの忘我の一瞬を感ずることが多くなった。そういうときには、もう手が鎌を振るうのでなく、むしろ鎌のほうが、自意識と生命にみちた肉体を引っぱっていき、まるで魔法にでもかかっているように、仕事のことなどまったく考えてもいないのに、仕事はひとりでに規則正しく、きちんきちんとできていくのであった。これこそこのうえなく幸福な瞬間であった。



この部分がとても良かった。

そして、考える。
自分にとって、草刈りのようなものはあるだろうか。

しばらくして思い当たる。


     トライアスロン




だ。
これが俺に取っての草刈りにあたる。
効果は抜群だ。
本生でも続けたいと思っている。
生涯続けられる遊びではないか。


リョーヴィンの草刈りについての引用を続ける。


「まったく、すばらしいもんですよ!信じちゃくださらないかもしれませんが、くだらん考えをすっかり頭の中から追い出すのには、あれくらい有効な療法はありませんね。ぼくはArbeitscur(労働療法)という新しい術語をつくって、医学に貢献しようかと思いますよ。



トライアスロンは頭の中からくだらん考え方を追い払ってくれる。
身体も鍛えられる。
レースにでることで勝負やけもできる。
緊張感を味わえる。

来年の夏、レースに出場する予定だ。

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