真理は現実のただ中にあり/森信三
この本はかなり面白い。まずタイトルがいい。
森信三の生き方そのものを表している。
教育の真理というものは教室という現実の中にある
と解釈した。だからこそ、色んな理論を学ぶことも本を読むことも大事だが、まずは教室という現実、目の前の子どもの現実をしっかりと見極め、それに正対していかなければいけない。そう強く感じた。
◇
そこで話をもとに返して、教育の真の原点とは、結局教師自身が「この二度とない人生をどう生きるか」という心の落ちつきどころをつかまえねばならぬということになる。そして生涯をつらぬいて、人生の意義を探求しつつ生きるのです。「もうこれでわかった」といって、腰をおろすわけにはゆかないのが、人生の真の生き方といってよいでしょう。
◇
人生二度なしという言葉は聞いたことがある。だからこそ「教師自身の生きていく姿勢」が大事になってくるのだ。
自分は「人生の意義を探求しつつ」生きることができているだろうか。
そう考えると自分のやることが見えてきたような気がする。
まずは自分自身がこの二度とない人生を存分に楽しみ、その姿を子どもたちにお手本としてみせてやることだ。
そうすることで、子どもたちも人生の生き方について学ぶことができるのだ。
何も教室でガミガミと怒っているだけが仕事ではないのだ。
この文章を書きながら、教室での自分の態度を思い返し、猛省させられた。
もっと生き生きとした人生を送らねば、子どもたちに良いお手本を示すことはできない。
今日から意識していこう。
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