2008年5月31日土曜日

「学級便り」を発行する

真理は現実のただ中にあり/森信三 の中に

「学級便り」を発行する

という項目がある。今ちょうど自分の学級便りを書き終えたあとでそのことを思い出した。
思い出すと気になるもので読み返してみた。なにもない土曜日の夜、とってもゆとりがある。だから調べものもできるのだ。

読み返してみるととってもいいことを書いている。


実際この「学級便り」を出したら、父兄の絶対的な信頼が得られますからね。つまり、教師と父兄との間に、見えない
が強力な心のつながりができるようになりますよ。ですから、どんなに若い先生でも、もしこれを出しはじめたら、十
年、十五年のベテラン級の人でも、それを出さない先生よりも、父兄はその若い先生の方を信頼するでしょう。それは
つまり気持ちが通じ、心が通じるからです。


 
 これは確かにその通りだ。
 小学校教師になって6年目。毎年、学級通信を発行してきた。今のところ毎年好評な意見をいただいている。子どもも学級通信に載るととっても喜ぶ。
 休日の時間を使ってでも出す価値はある。そして何よりも自分の記録となる。大事なことだ。


 ところで一つの大事な注意は、それには父兄からきた手紙も載せるがよいですが、(中略)父兄の名前はふせて
おくがよいということです。(中略)
 けれども、父兄からきた手紙は、これを適宜載せますと、それがやがて呼び水になって、ほかの父兄からもくる
ようになり、そうなってきたらもうしめたもので、父兄との間がしっくりいくようになります。




 これは今年度始めてやってみた。
 A女の母より という形で名前を伏せて、いただいた意見を紹介していった。
 何事も始めてのときは結構勇気がいる。しかし、チャレンジし続けることは大切だ。


そしてそれを続けていって五年くらいすると、相当な分量になりますから、その間ボーナスの一割か一割五分
ほどを別口扱いとして貯めていって、五年くらいたったらこれまで出してきた「学級便り」をまとめて、一冊
の本にするがよいでしょう。つまり自費、自刊というわけです。
(中略)
 それには「学級便り」を出す以外にも教育日記をつけるがよいですよ。つまり、教育中心の日記をつけてゆ
くんです。そして他日それをまとめて出版するんですね。


 
 これをいつか追試してみせる。いちおうブログという形では書いているが教育日記までにはいたっていない。
 まずは教育日記をつけて、いつの日か出版してみたい。教師になったからには生涯一冊でいいから本を出したいのだ。


赴任の第一日目から、教育を中心にした日記を書いてゆく。そして、全部の刊行は費用がかかるのでできないと
しても、そのうちの目ぼしいものを三年か五年ためて本にするんですね。それではじめて、このニ度とない人生
を「生を教育に求めた」者としての意義があるというものでしょう。(中略)
 特に問題児を中心にした記録で、その苦心のほどを書き、やっとのことでその解決ができたとか、あるいは非行
生徒が苦心惨憺ののちようやくようやく軌道に乗ったとか、そういう苦心を書いた記録こそ、のちにくる人々には
一番参考になるわけです。


 
 というわけで教育書出版までの流れを考えた。

①学級通信を毎年発行し、データを残しておく。(ファイルに保管&パソコンに保存)

②それとは別に教育日記をつける。
  ※ ブログ、SNSにもそこからアップする。
  ※ テキストエディタでやる。ある程度まとめて保存する。

③ボーナスの一割を自費出版用にためておく。

④5年ほどで一冊の本を刊行する。

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